ロックンロールに蟀谷を

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外人のマナーが悪いわけではなかったのかもしれない

今日、地下鉄で外国人の団体に遭遇したんだけど、立ち歩くわ大声で話すわ、マナーが悪くてちょっといらいらした。
それで、まったくガイジンってやつぁこれだから・・・とか思ったんだけど、ちょっとまてよ、と。
ひょっとしてうるさいのは、外国人だからじゃなくて、団体だからなんじゃないか、と。そんなことを思いついたわけです。


例えばガイジンの代わりに、高校生の団体を脳内でイメージしてみる。わいわいがやがや、やっぱりうるさい。それを見てたぶん自分は、「まったく高校生ってもんは・・・」と思う。
大人の場合は?大人の団体で真っ先に思い浮かぶのは、飲み会帰りのサラリーマン。ゲラゲラフラフラ、やっぱりうっとうしい。おまけに臭い。


そもそも寝ようとしてるとかなら別として、ただでさえノイズの大きい地下鉄の車内でちょっとくらいうるさくされたところで別に何も害はないのに、なぜ見ていてイライラしてしまうのか(まあ酔っ払いが臭いのは実害だけど)。
自分の感情に名前を付けると、抑え込まずに分析できる : ライフハッカー[日本版] をちょうど読んだからってわけでもないんだけど、思ったのは、ひょっとしてこれは「妬み」なんじゃないかと。
くっそー、オレは仕事のために一人で移動中だってのに、楽しそうにしやがって!と、少なからずそんな感情もあったんじゃないかと。そんなふうに思い至ったわけです。
うるさい人を見てイライラするときには、前提として当然「自分は静かにしてるぞ!」ってのがあるわけだけど、一人で乗ってる場合はそら静かなのは当たり前なんだよ。それは、今うるさくしてるそのガイジンだって、一人で乗るときには静かに乗ってるよ。


だからそんなことに腹を立てないで、微笑ましく見てあげればいいじゃないかと、そんなふうなことを考えつつ電車に揺られていると、そのガイジンの1人がシルバーシートに寝そべり始めて、それはないわと思ったという話。